untitled_10/19/2016

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創立記念日で休日。

県美で開催中の「ポーラ美術館コレクション モネからピカソ、シャガールへ」へ。印象派前後の流れがよくわかる展示構成で、1点豪華主義とかではなく、全体としてわかりやすい良い展示。ドランとかスーラとかもあればよかったのに。それにしてもゴーギャンはいつからゴーガンになったのだろうか。ずっと前から?

観ていて面白いなと思ったのは、当時の新しい芸術・魅せ方・概念・表現方法を模索していた若者たち(←ここ重要)の結果が絵画として展示されているわけだけど、美術館に観に来ているのがどちらかというとご年配の方ばかりで、なんていうかそのギャップが奇妙だな、と。そのうち100年くらいすると、今時のメディアアートをお爺さんお婆さんが有難がって観に来る時代が来るのだろうか。

それと、常設展示の特集「具体」がとてもよかった。凝縮されていた感じ。特に元永定正《作品》・今井祝雄《白のセレモニー B》・高崎元尚《Apparatus》がよかったな。モダンアート的な表現はあんまり個人的な好みではないんだけど、展示される場所もあるし、展示の仕方もあるし、素材感の強さもあるし、作品をよく魅せるってのは大事なんだなと改めて思った次第。

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